【無料の仮想環境】VMWare Workstation Playerをインストールしてみる。

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みなさん、こんにちは。今回は(個人利用なら)無料の仮想環境、VMWare Workstation Playerをインストールして試してみたいと思います。

ちなみに、このVMWare, 去年またラインナップの名前が変わって分かりづらいですが、VMWare Workstation PlayerがかつてのVMWare Player Pro相当のようです。ライセンス以外Proと無印で差がなかったようなので、変えたということでしょうか。

仮想環境とは?

仮想環境、仮想マシン、バーチャルマシンなどなど、というのはざっくり言うと、パソコンの中にパソコンの「ハード」環境をシミュレーションして作り上げて、そこに別のOS(WindowsやLinuxなど)をインストールする……というようなものだと思っていただければ最初は大丈夫です。

用途は実は幅広いのですが、個人ユースだと古いWindowsXPなどでしか動かないソフトを、最新のPC上で動かすことができる、ということが最初に挙げられることが多いと思います。

が、当blogとしては、「マクロをひたすら動かしておけるOSを用意できる」というのも挙げて起きたいところです。

Pulover’s Macro CreatorやAutoHotKeyをはじめとするマクロツールは、ユーザーの入力をシミュレートするソフトなので、当然、ユーザーが操作をするとおかしくなったり、ほとんどユーザーからの操作を受け付けなかったりします。

しかし、専用のOSを用意しておけば、裏で延々とマクロを動かしつつ、自分は別の作業を行う……ということが可能になります。ただし、OSのライセンスはその分だけ必要になりますので、そこはご注意ください。

ちなみに、今回はVMwareを使いますが、仮想環境は同じくVirtualBoxなど、非商用なら無料の物がありますが、筆者は個人的に昔からVMWareを使っているのと、ハイパーバイザー型など製品展開の幅が広いので、仕事にも応用しやすいのが一番の利点だと思います。

 

VMWare Workstation Playerのインストール

ダウンロード

まずは、日本VMWareの製品ページにアクセスします。

そして、ページのかなり下の方にある、

パーソナル デスクトップの中から、Workstation Playerの商品詳細ページに飛びます。

そして、やはりページの一番下の方にある、Workstation Playerの対象ユーザから、

「個人利用は無償」の「こちらからダウンロード」からダウンロードしてください。

もちろん、お仕事で利用する方は無償評価版を利用するか、今すぐ購入で、商用ライセンスを取得してください(筆者は仕事用にPlayer Proのライセンスを持っているので、アップグレードするか、いっそWorkstaion Proにアップグレードするか悩み中です)。

そして、ほとんどの方はWindowsユーザーだと思いますので、Windows版をインストールしてください。

なお、64bit版しかないので、32bit版OSの方は、64bitOSに変えてから導入してください。

 

インストール

ダウンロードしたインストーラを起動して、画面の指示に従っていくだけで、通常はインストールが完了します。

しかし、一点注意していただきたいのが、

この「拡張キーボードドライバ」のインストールです。導入した方が豊富な機能は利用できますが、拡張キーボードドライバを複数入れると相性が悪く、キーボードで入力できなくなったりすることがあります(例えば、キーボード拡張ツールの「のどか」などとの相性が悪いです)。

導入しなくても使えないと言うことはないので、よく分からない場合は、最初はチェックを付けない方がいいかもしれません。

後は、基本的に「次へ」ボタンを押していけば問題ありません。

 

PC(BIOS)の設定

これだけだと、「何だ簡単」という感じですが、実はいつの頃からか、究極の初心者殺し「BIOSの設定」というのが(ほぼ)必須になっていました。

仮想マシンを作成して、起動しようとするとこのようなエラーが表示されることがあります。

これは、ゲスト(仮想マシンで動かす)OSが64bit OSの時に表示されるもので、BIOSで設定を変える必要があります。

BIOSというのは、そのPCごとに異なるので一概に言うことが出来ないのですが、PC電源投入時に「F2やDeleteキー」を押すことで設定できる、OSにインストールするドライバよりももっとハードウェアに近い設定というようなイメージです(厳密には異なりますが)。

押すキーは通常、画面に英語で「Press xxx key Enter the (UEFI) BIOS」などと表示されますので、それを押すか、お使いのPCのマニュアルや公式サイトをご覧下さい。

そして、Intel VT-xという機能をオンにすることで、AMDの場合はAMD-Vという機能をオンにすることで64bitOSの仮想マシンを動作させることができます。

ちなみに、かつてはこのIntel VT-xという機能 Core i3以上でないと搭載されていなかったりしたのですが、新しいCPUだとCeleronでも搭載されているので凄く古いPCでなければ結構動くようです。

参考までに、わたしの使っているマザーボードでは、

「F2またはDelキー」でUEFI BIOS(マウスなどがWindowsと同様に使える、高機能なBIOS)が起動し、CPUの設定項目の中に、

「Intel Virtualization Technology」という項目がありますので、これを「Enabled」に設定してあげると、64bit OSも仮想環境で動作させることが出来るようになります。

 

最後に

いかがでしたか。VMWare Workstation Playerは個人利用なら無償で利用できるのですが、場所がちょっと分かりづらかったり、また、通常では利用する機会のないBIOSを設定しないといけなかったりと、慣れていないと敷居が高いです。

しかし、例としてあげた「古いOSでしか動作しないソフト」や「マクロを動作させておく環境」以外にも色々なところで応用されている技術です。

特にサーバー用途ではテレビCMでも仮想化、仮想化、と言われて久しい昨今、Windows Server2012ではOS1ライセンスにつき仮想化用のライセンスが別についてきたりと、ちょっとIT関係に足を踏み入れると無視出来ない存在になっています。

ITエンジニアでない方でも、使えると一気に出来る仕事の幅が広がり、スキルアップにもなるので導入して色々いじってみるのをお勧めします。

当blogでも、普通の使い方から、ちょっと違った使い方まで色々ご案内する予定ですのでお楽しみに。

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