【2021年8月更新】現在、最新のPulover’s Macro Creator 5.4を利用して、 RPA を自作するチュートリアル連載中です。詳しくは、下記まとめ記事からどうぞ。
業務を効率化したい、となったときにまず検討されるようになった技術というか、ツールの総称にRPAがあります。これは、昔は「マクロ」と呼ばれていたツールです。
IT技術の進展で色々なものがオンラインで接続され、自動化されてきました。しかし、逆にソフトが不便だったりなんだりで、同じような操作、あるいは似たような操作を毎日繰り返す……ということがまだまだ多く行われています。
そこで、人間の操作を自動化してしまいましょう。しかし、RPAって導入の敷居が高そう。難しそう、高そう……、というイメージがあると思います。
しかし、ご安心ください。今回ご紹介するPulover’s Macro Creator は古くからあり、プログラミングをしてもしなくても使え、しかも完全に無料(寄付は受付)のツールです。
Pulover’s Macro Creatorの特徴
Pulover’s Macro Creator はAuto Hot Keyと同様の文法、コマンドを使えるマクロ(自動化・RPA)ツールです。
MicrosoftのExcelなどに内蔵されているVBAなども「マクロ」と呼ばれていますが、プログラミング(言語)の中でも、比較的人間が行う操作に近い部分のことを行う自動化ツールやプログラミング言語の実行環境のことです。2021年現在では、こういったマクロツールの呼称を改めて、「RPA」と呼ぶことが多いようです。
ソフトウェアの開発では、そのソフトを使って人間がやること以上の細かい処理を書きます。一方、マクロを書く場合だと(大体は)人間が行う「目に見える」操作を記述するのでこう呼ばれているようです。これも、一般的なRPAと同様ですね。
ですので、マクロツールとRPAは同じものであり、Excelなどに内蔵されているマクロ(そのソフトウェア専用)と区別するためにRPAと呼ぶのだと思っておけばいいと思います。
Auto Hot Key自体は非常に高度なマクロの実行環境ですが、残念ながら高度な分、お手軽にマクロを記録して再生……といった部分は若干弱いです。それに、全自動のRPAというよりは、ショートカットキーの拡張といった側面のつよいツールでもあります。
そこで、Pulover’s Macro Creator を使うことでお手軽に自動化をしたい、という欲求を簡単に満たせます。
軽量動作(メモリ使用量が低い)
GUIなのにメモリ使用量が低く、マクロ実行時も5MB程度の消費(環境による)
高機能(Auto Hot Key同等?)
高機能で知られるAuto Hot Key同様のコマンドでマクロを記述できるので自由度が高く、高機能
2種類のお手軽なマクロ編集
元となったAuto Hot Keyは初心者には敷居が高いツールでしたが、こちらは「操作の記録」と「GUIからコマンドの入力」が可能なので初心者でもマクロが簡単に作成できる
WindowsPCならどこでも動く
Auto Hot Keyと同様にWindows向けのExeファイルを出力できます。また、ポータブル版をインストールすればExeを先に作っていなくてもUSBメモリー上などで動作させることができます。
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Pulover’s Macro Creator
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AutoHotKey
※Pulover’s Macro CreatorはAutoHotKeyを利用して作られています。
ダウンロードとインストール
英語サイトですが、慌てず騒がずダウンロードに行きます。ちらっとスクリーンショットにも写ってますが、無料です。
通常は赤枠で囲った「Download」ボタンで構いませんが、ソフトを自由にインストールできない環境で一時的に使いたい(ネットカフェや友人宅など)という場合は「Download Portable zip」を選ぶといいでしょう。ただし、ファイルの関連づけなどは出来ず、自分で任意の場所に解凍する必要があります。
もちろん、Portableなので、USBメモリなどに解凍して使うことも出来ます。ただ、インストーラーバージョンでもUSBメモリなどにインストールして持ち運ぶことが出来るので、基本的にはインストーラーバージョンでいいでしょう。
下部の黄色マーカーでハイライトした部分は、ミラーサーバーでのダウンロードです。たまに(結構な頻度)で上記ダウンロードボタン等のリンク先がダウンしているので、そういった場合はこちらからダウンロードするといいでしょう。
ここでは、インストーラーバージョン(ダウンロードボタン、またはDownload Installer (from Softpedia)を選択したとして進めます。
現行バージョン(4.1.3時点)では、最初にインストーラーが使用する言語を選択できるので、基本的に日本語で操作できます。もちろん、ライセンス条項などは英語ですが。
インストール先などを選択して進めていくと、下図のような選択画面が出ます。
まず、64bit(x64)バージョンか、32bit(x86)バージョンかはお使いのOSにあわせて決めるといいと思います。
ちょっと気をつけないといけないのが赤線を引いた部分です。
これは、設定ファイルをどこに保存するかの設定で、通常はWindows で指定されている隠しフォルダ(アプリケーションの設定ファイルがまとめて入れられる)に入れられますが、これにチェックを入れると、インストールしたフォルダに設定ファイルが保存されます。
なので、USBメモリなどに入れて持ち運びたい、という場合などはこれにチェックを入れるといいでしょう。ただ、ファイルを関連づけていても、もちろん他のPCでは関連づけはされていません。
そのあと、インストールの最終確認をしたらインストールが進み、完了です。
起動すると、なかなか怪しげな日本語でダイアログが出て来ますが、英語よりはマシ……かもしれません。お好みで英語など別の言語にしてもいいと思います(誤訳が怖いので)。
ただ、ここではとりあえず日本語で、コンパクトレイアウトのまま起動してみます。
簡単なマクロの作成と再生
詳しい使い方は次回以降の記事に譲るとして、今回は簡単なマクロの作り方をご紹介します。
といっても、これだけで一気に仕事の効率が上がる場合もあります。
1. 操作を記録する
多分これが一番楽だと思います。
メモ帳を起動したら、画像矢印の「記録」ボタンか、Ctrl+RをPulover’s Macro Creator 上で入力します。
すると、
このようなダイアログが出て来て、Pulover’s Macro Creator のメインウィンドウが消えます。
今回は、F9でもF10でも構わないので、キーボードを操作します(ノートPCなどの省スペースキーボードの場合、Fnキーとのコンビネーションで操作する必要がある場合があります)。
するとタスクバーに格納されたPulover’s Macro Creator が記録状態になります。
ちょっとこのツールチップがわかりにくいですが、もう一度「F9」キーで記録が停止されます。
記録を停止して、タスクバーに格納されたPulover’s Macro Creatorをダブルクリックして復元すると、このように操作が記録されているのが分かります。この1行1行が記録された操作のひとつひとつ、ということになります。
一旦記録の操作をまとめると、
- Ctrl+R(または記録ボタン)で「記録待機状態」となり、タスクバーに格納される
- F9キーでマクロの記録が開始される(既にマクロがある場合、「追記」される)。
- F10キーでマクロを新規作成して、記録が開始される
- F9キーで記録が終了する
となります。
ちょっと説明が前後してしまいますが、Pulover’s Macro Creator では複数のマクロを開いて、タブで管理ができます。これにより、いちいちマクロファイルを切り替えなくても色々な操作を一度に開いて、区別することが出来ます(これは他のツールにはない強みの一つです)。
2. マクロの実行(再生)
準備
では実際に記録と再生をしてみます。前準備として、メモ帳を起動しておきます。
また、先ほどためしにF10キーを押して、新しいマクロを作成していた場合は、Macro1タブ以外は閉じて(Ctrl+w, またはタブを右クリック)、Macro1タブの中身も全部消しておきましょう(操作が記録されているリストの中のどこかをクリック→Ctrl+A→Deleteで消せます。ただ、量が多い場合は時間がかかります)。
もしくは、Ctrl+N(ファイル→新しい)で、新規ファイルを作成してください(保存するか尋ねられますが、保存しなくて問題ないでしょう)。
Ctrl+R, F9でマクロの記録を開始し、メモ帳に「test」(日本語入力はoffのままで)と入力したら、もう1度F9キーを押して記録を停止します。
実行
マクロが無事記録されたら、メインウィンドウの右上の方に注目してください。
赤枠で囲ったところに「遊ぶ」とありますが、これは「Play(再生)」の誤訳だと思われます。
もしここがF4でなかったら、以後F4をそのキーに読み替えて、また「なし」になっていた場合、別のマクロタブの再生に割り当てられていることがあるので、テキストボックスをクリックしてから「F4」を押してください。
これが「Macro1」の再生ホットキーになります。Macro2, Macro3…と増えていった場合、同様の手順でそれぞれに再生ホットキーを設定可能です。
再生も記録と一緒で、直接F4キーを押しても再生されません。まずは、
メインウィンドウ左上、赤枠内の「再生ボタン」をクリックするか、または、「Ctrl+Enter」でマクロをアクティベート(再生準備状態)します。
このようなツールチップが表示されるので(括弧の中のsは複数形のsなので気にしないでください)、そうしたらおもむろに(メモ帳を起動したまま)F4キーを押します。
すると、完全に記録されたとおりの動き、時間でPCが操作され始めます。
なお、このアクティベート状態、またはマクロが動いている状態で
- Insertキーで倍速再生(もう一度で等速)
- Pauseキーで半分の速度で再生(となっていますが、こちらの環境では機能せず、設定変更可)
が可能です。
また、メインウィンドウ右上の、
ループの数字を変更することで複数回繰り返しが可能なので、何度も同じ事を入力しないといけない場合などに威力を発揮します。
表記の通り、0だと永久に繰り返すので大きい数字や0を入力する場合は、必ず「停止」のホットキーを確認しておきましょう。
しかし、普通はこう思うでしょう。
「余計な操作が多すぎる!」
そういった場合、
- 1からマクロを記述する
- 記録されたマクロを編集する
と言った方法がとれます。次は、1からマクロを記述するやり方をみてみます。
3.マクロの作成と編集
1からの作成ができれば、編集のやり方も分かってくるので、まずは先ほどと同じ機能を持ったマクロを考えて見ます。
機能の定義
通常、マクロを作るときは仕様を厳密に決めることは余りないのですが、余りITに強くない同僚のヘルプ的なことを考えると、一応決めておきましょう。
今回必要なのは、
- メモ帳をなんらかの方法でアクティブにする
- 「test」という文字列を入力する
の2点です(途中のマウス移動などは今回は機能に含みません)。
マクロの編集画面
マクロを編集する際に使うのは、上図の
- a: 「コマンド」メニューから挿入したいコマンドを選ぶ
- b:「コマンド」の各ボタンから挿入したいコマンドを選ぶ
- c:ここにコマンドが並ぶ、また、ショートカットや右クリックからも編集できる
- d:キーボード入力のコマンドを簡単に入力するためのボックス
「コマンド」メニューやbのコマンドの各ボタンのマウスオーバー、右クリックなどに編集用のショートカットキーが並記されているので、最初はコマンドメニューやボタンからコマンドを探して、なれて来たらショートカットキーを使っていくといいでしょう。
機能を探す
では、今回の要件から必要なコマンドを探してみましょう。
いきなりリファレンス行ったり、Googleに頼ってもいいのですが、せっかく便利なGUIなので推論で探してみます。
ウィンドウをアクティブにする
まず最初に必要なのはウィンドウをアクティブにすることです。ウィンドウをアクティブにするには色々あります。
マウスでウィンドウをクリックしたり、タスクバーからマウスで選択したり、ショートカットキーを使ったり…
見てみると、「マウス」というコマンドがあります。また、キー入力らしきものはないですが、メインウィンドウのdがキー入力でしたね。
この二つのどちらかでしょうか?
いいえ、今回は「ウィンドウ」(F6)を使います。
何故かというと、マウスにしろAlt+Tabにしろ、人間が目で見て「正しく選択されているか」「メモ帳がどこにあるか」を探さないと行けないからです。
なので、ウィンドウをアクティブにしたり大きさを変えたり、移動したり……という場合はこの「ウィンドウ」コマンドを使うことが多いです。
メインウィンドウに戻ってF6キーを押すと…
このようにウィンドウ関係のコマンドを選択・編集するダイアログが表示されます。
入力項目が多いように見えますが、操作したい内容によりますので、今回はほとんど入力しなくてすみます。
まず、コマンドとサブコマンドですが、ここで「機能」「操作」を選びます。
コマンドとサブコマンドが分かれている理由ですが、これは元となっているAutoHotKey, ひいてはWindows の仕様で、一つのコマンド(関数とか、メソッドとか、環境によって呼び名は変わります)に複数の機能が設定されているためです。また、その方が自然だったり、覚えやすかったりすることもありますしね。
では、今回の機能ですが、ウィンドウをアクティブにしたい、ということなので、まずコマンドの中からそれっぽいのを探します。
コマンドのドロップダウンリストを見ると、すぐ下に「WinActivate」というのがあるので、それを使います。
WinActivateにはサブコマンドや、その他の必要な情報(引数、パラメータなどと言います)がありませんので、使えない部分はグレーアウトされます。
唯一、ダイアログ下部の翻訳されていない部分が残っていますが、ここが「どのウィンドウか」をPulover’s Macro Creatorが判断する(させる)部分となります。
まずは、赤枠で囲った…ボタンをクリックします(他はそのままで)
すると、このようなツールチップがマウスカーソルについてくる状態になります(表示内容が見た目以外のウィンドウを特定する情報)。この状態で、どのウィンドウをアクティブにしたいかを選択します。
アクティブにしたいウィンドウを「アクティブ」にして、ツールチップの指示通り、マウスの右クリックをします。
ただ、筆者の環境だと一回の右クリックでは反応しない場合があったので、次の画面が現れない場合は少し待ってからもう一度右クリックするといいでしょう。
ウィンドウが認識されると、先ほどのダイアログが再び表示されて、このようにメモ帳のウィンドウのタイトルに表示されている文字列が入力されます。
これでも動作することは動作するのですが、例えば、ファイルを名前をつけて保存してしまった場合、タイトルバーのテキストは変化するので、別の方法をとることにします(また、メモ帳ではありませんが、ソフトによっては未保存の場合、ファイル名の後ろに「*」をつけるものも多くあります)。
先ほど、ウィンドウを指定したボタンの上にあるドロップダウンメニューを「Title」から、「Class」に変更します。
変更してからもう一度、「…」ボタンをクリックして、同じ手順で「メモ帳」を指定します。
同じ操作で同じウィンドウを指定しましたが、今度は違う文字が入力されました。
他にも色々ありますが、ファイルを編集する(テキストを入力など)場合は、この「Class」が便利です。
逆に、複数のファイルを色々なウィンドウで開いていて、特定のファイルを開いているメモ帳を操作したい、という場合などは「Title」を指定した方が便利でしょう。
では、OKをクリックしてメインウィンドウに戻ります。
WinActivateアクションが追加されています。
キー入力を作成する その1
では、続いて、キー入力を作成していきます。
画面下部の、赤枠で囲ったテキストボックスをクリックして、「t」キーを入力します。
すると、「なし」が「T」に変わります(間違った場合はそのまま入力すれば変更されます)。
正しい文字が表示された状態で、赤枠で囲ったボタンをクリックするか、(テキストボックス以外をクリックして選択状態を移してから)Insertキーを入力します。選択状態(フォーカス)を移してからでないと、Insertキーがボックスに入力されてしまうので、気をつけてください。
キー入力を作成 2
次のEキーは、先ほどとは違った方法で入力してみます。
まず、コマンドリストが表示されている画面をクリックして(本当は、先ほどのボックスやホットキーを設定するボックス以外なら大体動作しますが、わかりやすさのため)、Ctrl+Insertキーを押すか、
先ほどのボタンの右隣のボタンをクリックします。
するとこのようなダイアログが表示されるので、「e」を選択して「挿入ボタン」をクリックします。
次のsは好きな方で入力してください。
ただ、最初のtを入力した方法では、Backspaceなどの一部キーが入力できない他、後者のダイアログボックスによる入力では、「F13以降」などの通常のキーボードでは入力できないキーも送信できるので、覚えておくといいでしょう。
コマンド(アクション)リストの操作
最後の「t」はコピー機能を使ってみます。
コマンドリスト上で「t」のアクションをクリックして選択状態にし、Ctrl+Cでコピーします。
そのままCtrl+vでペーストすると、
このように、eの前に入力されてしまいます。
このままCtrl+PageDownキーを入力するか、PageDownキーがない場合などは下の方の「t」アクションを右クリックして、「下に移動」メニューを選択します。
すると、アクションの順序が変わるので、これを繰り返して「t」「e」「s」「t」の順に並べ替えます。
これでアクションが完成しました。手間はかかりましたが、先ほど自動で記録されたアクションと比べると、行数が全然違いますね。
動作の実行
では、マクロをアクティベートして実行してみましょう。
先ほどよりずっと早く入力されているのが分かると思います。これは、コマンドリストの行数からも分かる通り、無駄な動作が実行されていないということと、
「遅らせる」の秒数が0に設定されているためです。
記録したマクロも余計な「MouseMove」や「遅らせる」秒数を手動で編集することで人間が操作するよりもずっと早い動作を行わせることができます(あるいは、寝ている間、数時間に一回の動作なども可能でです)。
文字の入力(送信)
しかし、今回は「test」という単純な文字列だったので1文字ずつでもなんとかなりましたが、これより長い単語だと面倒臭いですね。
ということで、「テキスト(F3)」コマンドを最後に使ってみます。
まずは、先ほど作ったマクロから「WinActive」コマンド以外(キー入力送信全部)を削除します。
リスト上をドラッグしたり、Shiftを押しながらクリック、カーソルキーなどの操作で複数選択が可能です。
削除できたら、「F3」キーでテキストコマンド入力ダイアログを呼び出します。
テキスト入力ウィンドウは基本的には簡単です。
一番大きなテキストフィールドに入力したいテキストを入力し(今回は「test」)OKをクリックするだけで大体の場合は動作します。
また、ここまでは端折ってきましたが、「繰り返し」「遅らせる」を変更することで、それぞれ同じ動作の繰り返しと、実行後の待ち時間を設定することができます。
今回はこれを繰り返し「2」、遅らせる「5000」(5000ミリ秒、5秒)に設定してみます。
これを実行すると、最初の「test」はすぐに、また、先ほどのtestが人間では不可能なほどの速さですが、順次入力されていたのに対して、今回はコピー&ペーストされたかのように一気に入力されているのが分かると思います。
また、2回目の「test」は約5秒後に入力されます。
なお、これらの入力されたコマンドは、コマンドリスト上からダブルクリックすることで編集可能なので、記録したマクロで「遅らせる(実行後遅延)」を変更したい場合などは余計な動作を削除し、必要なコマンドの実行後遅延をいじるだけでもかなり有用なマクロになります。
最後に
いかがだったでしょうか? マクロツールは色々でていて、その中でも「Auto Hot Key」は機能の豊富さ、高度さ、そして無料ということで最有力です。
ただ、海外ソフトで日本語のドキュメントが少ない、また名前の通り元々がホットキーの拡張に重点が置かれている分、プログラム未経験者がやりたいことを実現するのが難しいツールでした。
それがこのPulover’s Macro Creator を使うことで「操作の記録」と「コマンド記述支援」が得られるので一気に使いやすくなると思います。
なお、今回紹介した機能だけだと単純な繰り返し操作くらいしか実現できませんが(後は「遅らせる」をいじって面倒なコマンドの呼び出しを早める)、それだけではなく、
- 上司や同僚への操作説明
- プレゼン時の操作支援
などの使い方もあるので、是非活用してくださいね。
その他、各機能の詳細な使い方、チュートリアルを連載しています。目次ページを用意したので、そちらもご覧ください。
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