皆さん、こんにちは。Evernote, 使っていますか?
わたしも使っています。ただ、実は普段よくやる「そのメモ」、Evernoteクライアントを起動するよりも効率がいいやり方があるかもしれません。
もしくは、「あんまり仕事の情報あちこちで見ないし、不安だからEvernoteはいいかな」という人も「こういう使い方なら大歓迎!」ということもあるかもしれません。
そんなEvernoteの便利な使い方を増やしてくれるのがEvernote Web Clipper(以下Web Clipper)です。
Web Clipperとはなんぞや?
Web Clipperとはなんぞや? その名の通り「Web(サイト)をクリップするツール」ということになります。より正確にいうと、ブラウザ拡張です。
実際、我々ICT系の仕事人間……に限らず、デスクワーク系の人がメモを取る、保存する情報のうち「Webで調べたこと」が占める割合はかなりのものです。
コピペができないようになっているサイトでもない限り、Evernoteのデスクトップクライアントなり、Webサイトなりにコピペして保存してもいいでしょう。
ただ、「テキストだけじゃなくて画像も……」とか、「お、このデザインいいな」とか「ちょっとここにコメントいれたいな」とかいう単純なコピペだけでは満たせない欲求もあるかと思います。
また、「ブラウザからコピーして、Evernoteの画面にうつって、新しいノートを作って、コピーして……」というのも大した手間ではないですが、あんまりスマートではありません。
そういった、もっと便利に、もっと手軽にといった欲求を満たしてくれるのが「Web Clipper」なのです。
Web Clipperの導入と基本的な使い方
拡張を入手すると、Evernoteの象のロゴが拡張のボタンとして追加されます(Internet Explorerを使っていて表示されない場合は、手動で有効にしてください)。
Evernoteにサインインしていない場合は、もちろん使えないのでサインインします。
筆者はパスワード管理ツールでログインを管理しているので、この手の拡張でログインしないといけないタイプは少し苦手です(Todoistはブラウザでログインしていれば拡張も動作する)。
Evernoteにログインした状態でWeb Clipperを起動すると、
- 記事
- 簡易版の記事
- ページ全体
- ブックマーク
- スクリーンショット
- 選択範囲(Web Clipper前から選択状態)
の5種類+1種類の保存タイプが選択でき、更に「保存するノートブック」や「付けるタグ」を選択することができる画面が表示されます。
それに加えて実際に保存する「保存」ボタンと、各種設定が行えるオプションもあります。こうしてみると一見「大元のEvernoteよりも取っつきにくいのでは?」と思ってしまうけれど、実際にやることはWebページをどう保存するかなので心配する必要はありません。ただ、確かにUIは多少とっちらかってる印象ではありますね。
最も基本的な使い方は
- クリップのタイプを選び
- 保存先・タグ・コメントを加え(任意)
- 保存ボタンを押す
となります。
使う前にオプションの確認を
ただ、正直、「毎回保存先とかタグ入れるならEvernoteにコピペしても同じじゃない?」と思われるかもしれません。
だが、その判断は少し早いと思われます。とりあえず先にオプションの中身を見てみると……。
スマートファイリングなるものがあるので、とりあえずこれを使って見てください(通常はデフォルトで設定されているはず)。
これはWebページの内容(とEvernoteに蓄積されている内容)を判断し、「最適であろう」ノートブックとタグをサジェストしてくれる機能です。
いわゆる学習型の迷惑メールフィルターと同じで最初に学習させるまでは手動での作業が必要になりますが、すぐに楽ができるようになります。
そして、「デフォルトのクリップ操作」ですが、これはわたしの場合ですがスクリーンショットの画面にいきなり移行されるとびっくりしてしまうのと、間違ってブラウザをクリックしてしまうとキャンセル動作を行わないといけないのでよく使う「簡易版の記事」に設定してあります。
こちらもかなりの勢いで画面が変わってびっくりはするのですが、間違ってブラウザ内をクリックしたときのストレスが少ないのでこちらにしています。
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