Wekanでカンバン方式を手軽に試してみる

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皆さんこんにちは、楽して働きたい人です。

以前の日記で概要を説明したり、インストール方法を紹介したWekanを触りながら基本的な使い方を見て行きたいと思います。

なお、試すだけならわざわざインストールしなくても公式サイトから試すことが出来ます。

Wekanの画面

最初にログインすると、このような画面が表示されます。

なお、初回アクセス時はメールアドレス、ユーザー名、パスワードなどを設定してユーザーを作成する必要があります。SMTPが正常に設定されていないとメールは送信されずInternal Errorと表示されますが、ユーザーは作成できているので使用することが出来ます。

では、まず「ボード追加」をクリックしてボードを作成しましょう。「タイトル」を聞かれるので適当に「テスト」などと入力してEnterを押します(その他の項目は今は特に気にしなくても構いません)。

するとボードが追加されて、新しいボードが開かれた状態になります。

ボード画面

ボードが作成された画面になります。

  1. タスクが表示されるメイン画面になります。「+Add a list」をクリックすることで、タスクを管理する「列」を作成します(後ほど詳しく)
  2. ボードの名前や設定です。
    • ★はお気に入りで、ボード一覧画面で優先的に表示され、また一番上の細いリストにも表示されます。
    • 錠前が閉じたマークはプライベートボードを意味し、作成したメンバーや招待されたメンバー以外は表示できません。作成画面でも設定できますが、作成後もここから変更出来ます。
    • Filterをクリックすることでラベルやユーザーで表示をコントロールできます。
    • Multi Selectionはチェックボックスで複数のカードを選択、一括操作できるようにします。
  3. メンバーはボードに参加しているユーザーです。プライベートボードの場合、参加していないと表示もできませんので、+記号からメンバーを招待します。
  4. ラベルは現在そのボードに設定されているラベルです。最初から6色登録されていますが、+記号から追加が可能です。
    また、既に登録されているラベルもクリックすることで名前を変更することが可能です(新規・変更の場合でも無名の色だけのラベルを作成できます)
  5. Activitiesにはボード全体のアクションのログが表示されます。

3以降のサイドバーは「>」記号をクリックしてたたむことも出来ます。基本的にサイドバーはボードの設定を変更するものなので、最初以外はたたんでおくことが多くなります。

 

リストの追加

次は「+Add a list」をクリックしてリストの名前を入力して、リストを作成します。エンターキーで確定すると、どんどん右側に列が追加されていくので、気軽にリストを作成することが出来ます。

今回試しに作ったのは、管理者が一人いるような場合にソフトウェア開発などで使われるパターンの、もっとも基本的な形になります。

個人で使うにしても、複数のタスクを並行して処理しなければならないような場合は、このくらいの列数がほどよいかと思います。

後から列を追加して、間に入れたい……などの場合でも、列の名前をドラッグすることで簡単に並べ替えができます。

ドラッグ中は斜めに傾き、影がついていかにも掴んでいるといった感じで、結構楽しいです。

 

カードの追加

カンバン自体の使用方法は割と自由なのですが、基本的に一番左の列からカードを追加していくのがセオリーです。

「+ Add a card」をクリックすると、列と同様にカードの名前を入力するテキストボックスが出現します。また、エンターキーで確定すると、今度は上から下にどんどん入力欄が追加され、複数のカードの追加が楽にできます。

この辺りの操作感は基本中の基本ですが、レスポンスも悪くなく使っていて気持ちいいです。

そして、このカードもドラッグすることで縦方向のカードの並べ替えや、もちろん他の列にカードを動かすことができます。

バックログから現段階でやらなければならないことをTODOに移す。

 

カードの編集

いくらシンプルなシステムといっても、たった1行のタスクの名前だけではさすがに情報が貧弱過ぎる……という場合には、カードを単にクリックするだけで、タスクの詳細を編集することができるようになります。

  1. +ボタンをクリックすることで、タスクの担当者を設定できます。また、担当者が設定されている場合はここに表示がでます。
  2. ラベルも同様に、+ボタンから追加ができます。追加出来るラベルは、ボード画面のサイドメニューで設定したラベルになります。
  3. タスクの詳細を書けます。コメントと違い、一番上に表示されますので重要な情報を書くといいと思います。
  4. コメントはカードのアクティビティ(カードの移動や担当者の割り当てなど)と一緒に表示されます。性質上、カードの移動などが行われるにつれて下に下に流れていくので、常に見られる必要がある情報は書かない方がいいと思います。
  5. 更に詳細なカードの編集メニューを表示します。

 

詳細メニューの内容

  1. 担当者の編集です、前の画面と同様です。
  2. ラベルの編集、これも前の画面と同様です。
  3. 添付ファイルをつけることが出来ます。昔からある、PC内のファイルを探す方法(コンピューター)の他、コピー&ペースト、マウスでドラッグ&ドロップ(Clipboard or drag and drop)も出来ます。
  4. カードを別の列に移動させます。ボードの列数が多くてスクロールしないと表示されないときなどに使います。
    途中で別の列にドロップするとアクティビティが汚れるので、人によっては便利です。
  5. カードをアーカイブ(ボードから非表示)します。主に完了したタスクを非表示にするのに使います。
    ただ、削除ではないのでボードメニュー右上のハンバーガーメニューから表示することができます。

 

最後に

いかがだったでしょうか? シンプルなツールといっても、まとめて説明してみると結構な分量になります。といっても、実際に触って見るとドラッグして動かし、クリックしてなんとなくいじっていれば使える親切なUIになっています。

とはいえ、どうしてもまだまだ日本語化されていない部分が多いので、尻込みしてしまったり、また導入に反対されてしまうことがあるかと思います。

そういった場合に機能を俯瞰的に見る役に立てれば幸いです。

次回は筆者が導入し、開発環境などではない、ゆるーい運用をしている使い方のご紹介をできればと思います。

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