フォルダ移動を3倍速くする【Chameleon Folder】後編

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皆さん、こんにちは。前回はChameleon Folderの一番ベーシックな使い方をご紹介しました。

今回は、その他のお勧めオプションやFilterの使い方、また筆者が実運用しているときのTIPSをご紹介します。

フォルダ登録が少し快適になるワザ

本棚

筆者の場合、プロジェクト種別の下に個別の案件やプロジェクトのフォルダを作成する、ということがよくあります。

ちょっと言葉で説明するのが難しいので、例えば……。

E:.
├─blog
│ ├─fugafuga
│ ├─hogehoge
│ └─ict
├─travel
│ ├─kyoto
│ ├─osaka
│ └─saga
└─work
 ├─develop
 │ ├─proj1
 │ ├─proj2
 │ ├─proj3
 │ └─proj4
 └─web
 ├─corp
 ├─ec1
 ├─ec2
 └─ec3

こんな感じでフォルダ分けをしています。

で、例えばblog関係であれば、blogというSubmenuを作って、その下に各ブログ用のフォルダを登録しています。

この方式の欠点は、「blogフォルダーに新しいフォルダを作成したい」、とか、「それほど頻繁にアクセスしないからChameleon Folderに登録していないけど、たまーにアクセスするファイル/フォルダがある」というときに、一度下層のフォルダを開いてから、一段上に戻らないといけないということです。

まあ、それくらいたまにならいいじゃないか、と思うかも知れませんが、普段よく使うところに一発でいけてるのに、そういう妙な手間が発生するとやたらストレスを感じるのです。少なくとも筆者は。

なので、ちょっとしたテクニックとして、こういったフォルダ構造/Submenu構造を作成する場合は、Submenuの中に「ROOT」(まあ、名前は分かれば何でもいいのですが)という名前で、親フォルダ(この場合は[blog]自体)を登録しています。

こうすることで、Submenu自体にはPathが登録できない/Submenuの入れ子が出来ないという欠点をいくらか解消することが出来ますよ。

 

ホイールクリックを許可するや否や?

実は、前回の記事のPreferencesの説明で、しれっと飛ばしていたのですが、わたしの「設定例」では、マウスのホイールクリック関連のチェックを全て外しています。

下線部、四角の中は全てホイールクリック時にChameleon Folderのコンテキストメニューを表示するかどうかの設定です。

ただ、どこでクリックするかが異なっていて、

  • 下線部:名前を付けて保存、ファイルを開くダイアログの中
  • When you middle-click in Explorer:ファイラとしてのエクスプローラの中
  • When you middle-click on Desktop:デスクトップ上で
  • When you middle-click in IExplorer:Internet Explorer上で

まず、Internet Explorer上ですが、普段はInternet Explorerは使わないので切っても切らなくてもどちらでもよかったのですが、ホイールクリックしてからカーソルを動かすと、スムーズにスクロールする機能と競合してしまうので、切っています。

残りの3つですが、ホイールクリックを拡張するソフトを他に入れていなければ、「on Desktop」以外はチェックを付けたままでもいいと思います。

最後の「on Desktop」にチェックを入れない理由ですが、一部のフルスクリーンアプリケーション、擬似フルスクリーン状態(ブラウザなどでも最近ありますね)でホイールクリックしたときに、デスクトップ上で行われたと誤認することがあるため、わたしはチェックを外しています。

多分、エクスプローラーやファイル関連ダイアログも表示されていたら、運悪く誤認識されることもあるだろう、ということでこちらのチェックも外しています。

ただ、そういったアプリケーションを余り使わない場合は、チェックをいれたままの方が恐らく快適だと思います。

 

使いどころがあれば便利・フィルター機能

前回スキップした、Optionsの中の「Filters」タブを覚えておいででしょうか?

この機能、実は「名前を付けてファイルを保存」「ファイルを開く」ダイアログでのみ有効になる機能です。両ダイアログでChameleon Folderを起動すると、「Recently Opened Files」の下に「Filters…」が追加されているのが分かると思います。

さて、このFilterの編集方法ですが、「Options……」の「Filters」タブで行います。

各ボタンの意味は、Foldersと全く一緒ですね。ここでは、Add Filter…ボタンをクリックして、新規フィルターを作成してみたいと思います。

Nameは、Chameleon Folderのメニューで表示される名前で、Maskが表示したい拡張子の定義です。

この場合、CSVファイル、またはTSVファイルの可能性が高い拡張子を並べたいので、

*.csv;*.txt;*.tsv

としてします。

*.拡張子

という形式で、表示したい拡張子を登録していきます。各設定は「;」(セミコロン)で区切って複数登録することが出来ます。

 

とはいえ、通常のソフトでは標準で様々なフィルターを登録しているのが常なので、例えば、「CSVファイルを読み込むソフトなのに何故か.txtか、全てのファイルかしかフィルターが設定されていない」とか、「色んなファイルが入れられてるフォルダの中から、.logファイルとか、.datファイルとか汎用的な拡張子のファイルを探したい」というときくらいしか、筆者は用法が思いつかないので、この機能は余りつかっていない、というのが実情です。

ただ、業務用ソフトなどではフィルターのような「かゆいところに手が届く」タイプのユーザビリティが完備されていないことも多いので、そういった場合には便利に使えるのではないでしょうか?

 

最後に

2回に分けてChameleon Folderの機能・使い方などをご紹介してきましたが、如何だったでしょうか?

英語・ちょっとUIが不親切なところがある、というところを除けば、機能がシンプルなこともあり、すぐに使って行けるのではないでしょうか?

こういったシンプルなツールを駆使・組み合わせて、個人個人の仕事術が出来上がって行けばいいなぁと思います。

それではまた。

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